

播種(種まき)から接木までの穂木・台木の一次育苗を行っています。この工程で、お客様に元気な苗を提供するための基礎が築かれます。播種では独自に開発した品目別の培土を使用し、専任の播種担当が品種混合等のない正確な播種を行います。一次育苗ハウスでは、敏感な幼い苗を病気や害虫などのリスクから守り、丈夫で接木しやすい苗に育てることを目指します。
接木後の後期育苗と、その後の全国への出荷を行っています。
接木課は約70名で構成されています。
年間2,100万本の接木苗は、ここで作られます。接木は穂木と台木それぞれを一度切断し、つなぎ合わせる工程です。一度切断することは、当然苗にとって大きな負担となりますが、それを最小限に抑えるための様々な工夫をしています。
1.接木室内の温度、湿度を苗にとって一番良い状態に保つ
2.接木する前・後の苗の保存状態を一定に保つ
3.接木に適した生育ステージ・苗の状態で接木をする
4.接合面をうまく活着させるために苗のサイズに応じて切断面を接合する。
毎日接木をすることでこれらは自然と備わり、技術を習得した手先は自然と動きます。これこそが当社の技術力です。
接木室には、生産管理システムが導入されています。接木本数はもちろん、苗の状態・担当者の情報がシステムに入力され、生産管理課や二次育苗担当者へ伝達されます。このような正確な情報伝達が、良い接木苗作りにつながっていきます。
会社の規模拡大にともなって、接木課でも接木本数が飛躍的に増加し、限られた時間と人員で、いかにして接木の質を落とさずにスピードアップするかという課題に直面しています。この問題に対して、接木課では接木可能な量と人員の計画を生産管理課とともに、綿密に立てることで調整しています。それでも、苗の生育の遅れなどで生産計画が狂うこともありますが、そんな時は接木課課長の『イレギュラーでもなんでも来い』というモットーを心に、みんなで力を合わせて乗り越えています。